診療時間

084-983-1844

診療時間 / 9:00~14:00 15:30~18:00
休診日 /木曜・日曜・祝日

歯の豆知識Knowledge

歯の豆知識

2021.10.01

プラークって何??

こんにちは。

はやし歯科クリニック 歯科衛生士の八木橋です。

 

今日は皆さんが耳にしたことがある「プラーク(歯垢)」についてお話しします!

 

プラークの事を「食べカス」だと思っていませんか?

実はプラークと食べカスは別物なんです。

 

プラーク(歯垢)とは、歯に付着する細菌やその代謝物の塊です。ネバネバした黄白色や白色の塊には、1mgの中に1億個以上の細菌が住み着いています。

プラーク(歯垢)の中に存在する虫歯菌や歯周病菌などの細菌は、私達の歯や歯肉に様々な悪影響を及ぼします。

 

歯垢は形成された場所により、大きく「歯肉縁上歯垢(しにくえんじょうしこう)」(または歯肉縁上プラーク)と「歯肉縁下歯垢(しにくえんかしこう)」(または歯肉縁下プラーク)に分けられます。

 

歯肉縁上プラーク

歯ぐきより上の部分に付着した歯垢を「歯肉縁上プラーク」といいます。歯を溶かす酸を産生する、通性嫌気性でグラム陽性の連鎖球菌や桿菌(かんきん)も多く存在します。これらの細菌は、主に唾液に含まれる成分や飲食物を栄養源としており、特に、飲食物中の糖は栄養源であるとともに、酸を作り出す元ともなります。

 

歯肉縁上歯垢は白色~黄白色をしているため、目では確認しにくく、多く付着した場合は舌でさわるとザラザラとすることもあります。粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、口をすすいだ程度では取れません。

 

歯肉縁下プラーク

歯ぐきより下、歯周ポケットの中に付着した歯垢を「歯肉縁下プラーク」といいます。歯周ポケットの中は酸素が届きにくい場所です。そのため、歯肉縁下プラークには歯周病や口臭に関与する嫌気性細菌が多く存在します。

 

プラークと虫歯

プラークの中の細菌は乳酸も作り出します。そうするとプラークの中は酸性になり、接触している歯の表面のエナメル質は酸によって溶けてしまいます。この現象を脱灰といいます。この歯が溶ける状態がずっと続くと、ついには穴があいてしまって、いわゆる「むし歯」ができてしまいます。

 

プラークと歯周病

歯周病の直接の原因はプラークです。プラークは多くの種類の細菌が増殖してかたまりとなったもので、歯につくバイオフィルムとも言われます。特に、歯周病細菌は酸素の少ない場所を好むため、主に歯周ポケットの中に存在し、毒素や酸素を放出して歯の周りの組織を破壊していきます

プラークを放置すると、唾液中のカルシウムなどが沈着して歯石になります。歯石表面には細菌が住み、プラークが増殖しやすいため、歯周病をさらに悪化させる要因になります。

 

プラーク(歯垢)を付けないために出来ること

プラークを付着させないためには、毎日の正しい歯磨きが大切です。食べたら歯を磨くことを心がけましょう。

 

歯ブラシだけでは磨きにくい歯と歯の隙間は、フロスや歯間ブラシなどを上手に利用することでしっかり取り除くことができます。歯ブラシやフロスなどの正しい使い方は、はやし歯科クリニックでの歯磨き指導でしっかりマスターしておきましょう。

はやし歯科クリニックでの定期健診では、ご自身の歯並びや磨き方の傾向から、磨き残している部分を知ることもできます。その部分を意識して磨くことで、プラークの付着を減らすことができるでしょう。

 

 

2021.08.19

子どものすきっ歯大丈夫!?

こんばんは!はやし歯科クリニック歯科衛生士の佐藤です。

今日は、普段の診療でもよく質問していただく
『 子どものすきっ歯 』についてお話しします!
ぜひ読んでみてください ♪

普段の診療や、検診の際によく
『 子どもの歯と歯の間が隙間が空いているのが気になります 』
『 うちの子はすごくすきっ歯なのですが、大丈夫ですか? 』
といった質問をいただきます。

実は、乳歯(子供の歯)のほとんどは “ すきっ歯 ” なのです!
これにはきちんと意味があります。
乳歯が抜けて次に生えてくる、永久歯(大人の歯)は乳歯よりはるかに大きいサイズです。
乳歯の段階で見られる隙間は “ 発育空隙 ” と呼ばれ永久歯が綺麗に並ぶために
必要なスペースなのです。

逆に、乳歯の段階で隙間が無く並んでいる歯並びは一見綺麗に見えます。
しかし、この歯並びは今後要注意になってきます。
乳歯より大きなサイズの永久歯が、元々乳歯が生えていた狭いスペースに無理やり生えてこようとします。
その為、永久歯が生え揃った際に歯が並びきらず歯列不正の原因になります。
お子さんの成長とともに顎の大きさも成長しますので、乳歯の段階で隙間が無くても
必ずしも今後歯並びが悪くなるという事はありません。

しかし最近では、乳歯から永久歯に生え変わる際に、顎の成長に遅れが出てしまうお子さんが非常に増えています。これは、硬いものを食べない“ 柔食化 ”が進んでいることや、“ 口呼吸・頬杖・うつ伏せ寝・姿勢 ”が悪いといった悪習癖によって顎の成長に悪影響を及ぼしている事が原因です。

そういった場合には、当院ではMRC矯正(マウスピース矯正)を行います。
MRC矯正では、『 綺麗な歯並び 』と共に、『 人が本来もつ正しい機能の獲得(鼻呼吸・飲み込み・舌の癖)』を目指します。正しい機能を獲得することで歯列不正の原因になっていた悪い癖を無くすことができます。それが結果的に、綺麗な歯並びへの近道になります。

歯並びも、歯並びが悪くなった原因・持っている癖も1人1人違います。
私たちは、お子さんの綺麗な歯並びを獲得するために1人1人の『 その子にどんな癖があるか・今後歯並びが悪くなりそうな要因は何か?』を見つけ、定期検診でも永久歯の生え変わりのチェックをしっかり行い必要に応じてMRC矯正をお勧めしています♪

気になった方は、MRC矯正のページやインスタグラムもチェックしてみてください✨

2021.07.26

妊娠中に歯医者さんへ行っても大丈夫??

こんにちは!はやし歯科クリニック歯科衛生士の八木橋が今日は担当です😀

今日は妊婦さん向けのお話をさせていただきます!

 

 

  • まずは妊娠中の歯科受診についてです。

 

理想は妊娠前に歯科検診を受け、必要な虫歯治療や歯周病治療は終えておきたいですね。歯の治療の中には期間がかかるものもあります。また、妊娠期の体調変化やお母さんの体と生まれてくる赤ちゃんへの影響、精神的な負担を考えると、妊娠時や出産後の授乳・育児の期間に虫歯治療を受けなくてすむように事前に検診や治療を受けるようにしましよう。

 

 

ですが止むを得ず妊娠中に虫歯治療が必要な時があると思います。

個人差はありますが、緊急性がある場合は、安定期である妊娠中期に治療を受けることが望ましいです。

妊娠初期(1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月)

妊娠初期は、切迫流産が起こりやすい時期です。歯周病、虫歯の治療は応急処置にした方が安心です。安定期までお待ち下さい。

 

 

妊娠中期(5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 8ヶ月)

安定期は治療を行えますが、積極的に治療を行なっていい時期ではないのでお母さんと赤ちゃんの体を考え、緊急性の高い治療のみ行いましょう。体調が良ければ歯磨きをしっかりしましょう。

 

妊娠後期(9ヶ月 臨月 出産)

臨月に入るとお産で治療を中断することもあります。治療は応急処置程度にし、産後に受診してください。

 

 

  • 次に妊娠中のお口のトラブルについてです。

妊娠中は歯周病のリスクが高まります

・ホルモンバランスの変化

・つわりなどによる食生活の乱れ

・つわりなどによる不十分なケア

 

歯周病が赤ちゃんに与える影響

妊娠中に歯周病になってしまうと、影響を及ぼすのは母体だけではありません。早産低体重児出産のように、胎児や出産に悪影響を与える可能性があります。

出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されることによって、分娩が始まります。

しかし、歯周病により炎症が広がると、それを抑えようとしてプロスタグランジンが作られてしまうため、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて、早産が引き起こされてしまうのです。

 

 

  • つわりがひどい時の「お口のケア」

*歯磨きのアドバイス

一日のうちで体調のよい時間に歯磨きを、リラックスして行いましょう。
その際、ヘッドの小さいハブラシを使用します。

歯磨きの時は、下の方を向いて前かがみの体勢になり、ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。

ハブラシは小刻みに動かしましょう。

においが苦手な方はノンペーストブラッシング(歯磨き粉なし)がオススメです。

 

*歯磨きできない時には

デンタルリンスや水でのブクブクうがいをしましょう。

 

 

  • 受診時の注意点
    歯科治療に当たっては母子健康手帳を提示して、産婦人科医から注意を受けていることは必ず歯科医師や歯科衛生士に伝えましょう。できるだけ楽な姿勢で治療を 受け、体調や気分が悪くなった時は遠慮なく申し出てくださいね。

 

 

  • 赤ちゃんが生まれた後は

当院では(月)(水)(金)午前診療の時間内(9:00〜14:00)に無料託児があります。0歳のお子様からお預かりでき、キッズルームで保育士さんが見てくれるので、お母さん達に安心して診療を受けていただくことができます。

お母さん、お父さんが虫歯予防・歯周病予防を行うことが、お子様の虫歯や歯周病の予防に繋がります。一緒にはやし歯科クリニックで検診を受けましょう!

 

 

 

 

2021.07.12

こどもの指しゃぶり

福山市 はやし歯科クリニックの歯科衛生士 高崎です

お子様の指しゃぶりで悩まれているお母さまも多いかと思います。

今回は指しゃぶりをテーマに書いているのでぜひ読んでみてください!

 

指しゃぶりとは??

指しゃぶりには不安や緊張を抑制する効果があるといわれており、ピークは一歳半から2歳頃です。この時期の指しゃぶりは口腔周囲筋の発達につながるため、発達段階においては自然な生理的行為です。

ただこの時期をすぎても指しゃぶりがやめられず続けてしまうと例えば出っ歯や開咬といった歯並びや顎骨に影響が出る可能性があります。

 

出っ歯                                                                                  開咬

      

2歳半までの指しゃぶりへの対応

指しゃぶりは生活リズムが整い夢中で遊んだり手や口を使う機会が増えると減ってくると言われています。

指しゃぶりを止める時期の目標は歯並びへの影響が生じていたり、指にタコが出来るほど頻繁に吸っている場合はそれ以上習慣化しないようその子に合った指導を始めます。

 

3歳半をすぎても指しゃぶりをやめられない時は

周囲が子供と向き合い、幼稚園、保育園や家庭での心の不安を解消することが重要です。

指しゃぶりは心理的な要因で起こると言われています。子供の心理を理解し、指しゃぶりについて怒らない、無理に辞めさせない、子供の良い行動を褒める、など心のケアが必要とな

ります。

 

時期がすぎても指しゃぶりしている子への対応

① 言葉を理解するようになったら子供と向き合ってお話をする

指しゃぶりは恥ずかしいことだと伝えて認知させる。

お母さんからではなく第三者である親戚のおじさんおばさんや私たち歯科衛生士が伝えることでお子さんの心への響きかたが違い、より効果的です。

② 眠くなった時に指しゃぶりをしてしまう場合には両親が手を繋いであげることで安心感を与えて同時に指を抑えられる

③ 指に好きなキャラクターのテーピングテープや絆創膏をはる

④ 専用の舐めると苦いマニキュアを使用する

この方法は強引なので無理矢理辞めさせるのはあまりオススメではないです。

ただしどんな方法を試してみても効果がない子に対して最終手段として使ってみても良いかと思います。

 

最後に、、、

指しゃぶりで悩まれているお母さんも多いかと思います。

お子様が指しゃぶりから卒業できるよう、ただやめなさいと言うだけではなく、お子様の心理を理解して一緒に乗り越えられるようにしっかりと向き合って年齢に応じて焦らず長い目で見てサポートをしていきましょう!

2021.06.28

こどもの歯の形が変??!

こんにちは、はやし歯科クリニックです。

今日は歯科衛生士の八木橋が担当させていただきます。

 

お子様の1歳6ヶ月検診や、3歳児検診で、癒合歯や癒着歯という言葉を聞いたことがあるお父さんやお母さんがいらっしゃるかもしれません。

多くの方は初めて聞く言葉だと思います。

今回は、「歯の形の異常」で2歯以上が関連したもの3つ紹介しますね。

 

  • 双生歯

一個の歯胚(歯の赤ちゃん)が二個以上に分裂後、その分裂が不十分な状態で形成された歯、または、正常歯と過剰歯(余分な歯)が発育の過程で結合したものをいいます。見た目は癒合歯に似ており、切歯や犬歯、小臼歯によくみられます。

 

 

 

 

  • 癒合歯(融合歯)

複数の歯が発生途中で象牙質とエナメル質で結合し、歯髄腔(神経のお部屋)の連絡がみられるものです。

下顎の切歯部によくみられます。

 

 

  • 癒着歯

歯根が完成した後、複数の歯がセメント質のみで結合するもので、歯髄腔の連絡はみられない点で癒合歯とは異なります。

 

この3つはいずれも早急な対応が必要なものではありません。

 

ですが、歯の結合部分に溝が生じていると、虫歯リスクが高くなります。

低年齢のお子様は、まず、虫歯予防をしながら経過を見ていくことを勧めます。

 

乳歯が癒合歯の場合、後継永久歯にも歯の異常が生じやすくなるため、3〜4歳を過ぎたお子様は、X線(レントゲン)検査によって後継永久歯の状態を診査する必要があります。

乳歯が癒合歯の場合、後継永久歯に先天欠如がみられる割合は40~50%と高く、永久歯が正常に2本存在する割合は同程度、後継永久歯も癒合歯の割合は10%程度といわれています。

 

乳歯の癒合歯は、後継永久歯の状況によっては交換期に歯根の吸収不全を生じることがあります。とくに、後継永久歯が2本存在する場合、それぞれの萌出時期が異なることから歯根の一部が吸収されずに残ってしまい、永久歯の萌出困難を招くこともあるため、注意が必要です。

 

乳歯列期から永久歯列期の時期は、定期的にX線(レントゲン)を撮影し、生え変わりに異常が起きていないか確認していく必要があります。

当院では1〜3ヶ月ごとの検診を行っております。双生歯・癒合歯・癒着歯による虫歯や歯列不正を一緒に予防していきましょう!

2021.06.14

むし歯になる条件とは

こんにちは。

福山市 はやし歯科クリニック 歯科衛生士 澁谷です。

 

皆様虫歯になるには条件があることはご存じですか?

「小さい頃から虫歯が多くて・・」

「昔から歯は磨かなくても虫歯になったことがないんです」

「磨いていても、虫歯ができるんです・・」

など、いろいろ声を聞くことができます!

 

虫歯はプラークとい汚れが残っている場合も虫歯になりますが、実はそれだけではないんです!!

虫歯になるには4つの条件が揃った時に、虫歯になってしまうんです・・。

今日は一つ一つ説明をしていきますね☆

①ばい菌(細菌)

お口の中に虫歯や歯周病を引き起こす多くの種類の細菌が沢山存在します。

人によって種類は異なり、数は常に変化します。

 

②歯質

歯の質は年齢・薬・生活環境・歯磨き・フッ素など様々な事が原因をなり、個人的によって

異なります。歯が弱くて虫歯になりやすい方もいます。

③時間

食べ物や飲みものを口にしてから歯を磨くまでの時間が虫歯の発生に関わります。

 

④糖分

食べ物や飲み物の中の糖分を細菌が利用して、虫歯の原因となる成分を作り出します。

 

この4つが重なると、要注意ですね!!

 

そして一つ一つの項目に対して、予防法を考えます!

①ばい菌(細菌)

細菌の種類を変えることは難しいですが、細菌を減らすことはできます。

まずは自宅での「歯磨き」、歯医者で行う「クリーニング」を行っていくことです。

だだ歯を磨くのではなく、何処に歯ブラシの毛先を当てればいいのか、歯と歯の間を磨く時には

「フロス(糸ようじ)」を使用してく事など、ご自宅での「セルフケア」も一番重要になってきます!

 

②歯質

歯を強くするためには、「フッ素」や「キシリトール入りガム」などを上手に取り入れることも大切で

す!普段の歯磨き粉の中にもフッ素が配合されていますが、メインテナンスの際にプラスで、フッ素を

塗布していく事もできます。主には永久歯の萌出時から完成までの間に歯科医院でのフッ素塗布も効果

的と言われています。

 

③時間

お口の中に食べ物が入ると、お口の中は歯が溶けやすい「酸性」になります。

ダラダラとお口の中に食べ物が入った状態であれば、常に酸性で「脱灰」の状態が続いてしまいます!

歯磨きする事で、お口の中は中性に戻ってきます。

お菓子やジュースなどは時間を決めてから食べることが大切です。

 

④糖分

虫歯菌はお口に入ってきた糖分を食べ、歯を溶かす作用を持っています。

そして、食べ物の中にはどれも糖分が含まれていますので、食べるタイミングなどに注意していく

事が大切です!!

 

一つ一つの条件が重なった時に虫歯になってしまいます。

虫歯になる前に、定期的に検診を受ける事で、自分のお口の中の状態を知る事もできます。

そして、自分自身の磨き方が正しいのか・・など、「磨いている」と「磨けている」とでは、虫歯リスクも違ってきますので、定期的なメインテナンスで虫歯ゼロを目指していきましょう!!

 

2021.05.31

「初期むし歯」って治療しないの?

こんにちは。

広島県福山市横尾町にあるはやし歯科クリニックです。

今回は歯科衛生士の八木橋が担当します!

 

今日は、歯医者さんに検診に行くと必ず耳にする、「初期むし歯」についてお話します。

 

むし歯の進行度には

「CO」 「C1」 「C2」 「C3」 「C4」 の5段階に分かれます。

「C」はむし歯を意味する「Caries(カリエス)」のことです。

「O〜4」はむし歯の進行度を表しています。

 

今回は「CO(シーオー)」についてお話していきます。

 

Oは数字のゼロではなく、英語の「Observation(オブザベーション)=観察

からきたオーです。

 

つまり、COとは要観察歯のことで、穴があく一歩手前の歯、初期むし歯ともいいます。

この状態では、歯にくすみがみられたり、白濁(はくだく)したりしています。痛みはありません。

 

むし歯とは、いろいろな要因が複雑に絡み合って起きる病気です。

むし歯の因子は3つ(1.歯、2.細菌、3.糖)、この3つの要因が全て重なり合なりあったときに起こると言われています。
最近ではこの3つの要因に時間の経過が加わり、むし歯を引き起こすことが知られています。

 

実は、健康な歯の表面にあるリン酸カルシウムも虫歯菌によって日々溶かされています。これを脱灰と呼んでいますが、食事の度に起こっているのです。しかし、それと同時に唾液の力で溶けた表面を修復しています。これが再石灰化です。

 

普段は、脱灰と再石灰化が同時に起こっているので、虫歯にはなりません。しかし、脱灰の進行が再石灰化より早くなると、徐々に歯が溶け出していきます。この、歯が溶け出し始めている状態がCOなのです。

 

 

 

【初期むし歯の治療法】

COの初期むし歯の場合、基本的には「削る治療」は行いません。

石灰化を促す処置が必要です。

再石灰化とは、酸で溶け出した歯を修復する現象のこと。だ液にはカルシウムなどが含まれており、溶けた歯の内部に入り込んで歯を元に戻す働きがあります。

 

そして、再石灰化を促す方法には主に以下の2つです。

 

⭐️フッ素塗布

⭐️セルフケア

 

ブラッシングやデンタルフロスを行うことで脱灰を防いだり、フッ素で再石灰化の作用をサポートすることができます。

 

⭐️フッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化をサポートするはたらきがあります。

さらに、フッ素塗布すれば酸で溶け出しにくい結晶を歯の表面に作られるため、歯の表面が強化され、脱灰を進みにくくすることが可能です。

初期むし歯をそのままにしておくと、歯の表面に穴が空いてむし歯の進行が進んでしまいます。

歯科医院でフッ素塗布を受けたり、フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、むし歯の進行を止めましょう。

 

⭐️セルフケア

歯磨きなどのセルフケアをしっかり行うことも、初期むし歯の進行を止める方法の一つです。

初期の虫歯は、「脱灰」によって歯の表面のエナメル質が溶け出し、徐々に進行していきます。脱灰の原因は歯垢(プラーク)なので、歯磨きで歯垢を取り除くことが大切です。

ただし、歯磨きの仕方が悪かったり、正しいセルフケアが行えていなかったりすると、歯垢をきちんと取り除くことはできません。

当院では、予防歯科で患者さま一人ひとりにブラッシング指導を行っております。

1〜3ヶ月に1度のメインテナンスで、ご自身に合った正しい歯ブラシの使い方、フロスの使い方を身につけ、初期むし歯の進行を食い止めましょう!

 

2021.05.16

歯ぐきの中の歯石と歯周病治療

こんにちは!広島県福山市にあるはやし歯科クリニックです。

今回は金尾が担当させていただきます。

 

今回お話しさせていただきたいテーマは

「歯茎の中の歯石と歯周病治療について」です。

いきなりですが、みなさんはご自身の口の中に

歯石があると思いますか?

 

そもそも”歯石”がどんなものか分かりますか?

 

歯石を知るためにはまず“歯垢(しこう)”から理解しましょう!

 

歯垢とは食べカスと細菌が混ざり、歯の表面に付着したもののことを言います。

ネバネバとくっついているので、

うがいでは除去することはできません。

 

1gの歯垢の中には1000億個以上の細菌が

含まれていると言われています。

 

食後4〜8時間で歯垢が生成されるので、

食後の歯磨きを丁寧にすることが大切ですね。

 

この歯垢が硬くなったもの=”歯石”なのです。

 

歯石は時間の経過とともにどんどん硬くなり、

歯の表面に強固に張り付きます。

さらに歯石の表面は無数の小さな穴が開いており、

その中に細菌が住み着きます。

 

細菌の中の「歯周病菌」が毒素を出すことで、

歯周病が悪化してしまうのです。

 

歯周病とは歯を支える骨が溶けてしまう病気です。

放っておくといずれ歯は抜け落ちてしまいます。

 

歯周病って恐ろしい病気ですよね・・・

 

しかも歯周病の怖い所は、

自分では気付くことが難しいと言う点です。

 

当院に初めて来院された方で、

 

「歯周病なんです・・・」

「最近歯周病になってきた気がして・・・」

「歯周病の検査をして欲しいです」

 

などの理由で来院される方は非常に少ないです。

 

しかし、みなさんに歯周病の検査をさせていただくと

成人の8割の方は“歯周病”になってしまっています。

 

検査を行い初めて自分が歯周病なのだと知り、

ショックを受けて帰られる方もいらっしゃいます。

 

しかし歯周病治療の第一歩は

“自分が歯周病だと知ること”ではないかと思います。

 

歯周病と診断された方は、

きちんと歯周病治療を受けましょう!

 

では、歯周病治療とはどんなことをするでしょうか。

 

一言で歯周病治療と言っても様々です。

 

なぜなら歯周病を進行させてしまう

原因はたくさんあるからです。

 

・歯垢

・歯石

・糖尿病

・喫煙

・歯ぎしりや食いしばりや噛みしめ

・不適合な冠や義歯

・不規則な食習慣

・ストレス

・全身疾患

・薬の長期服用

・欠損

・口呼吸

などがあります。

 

今回はこの中でも歯周病の原因として多い「歯石」を

除去することで歯周病を改善する治療について

ご紹介させていただきます。

 

歯石は先ほども申し上げましたように、

歯ブラシでは除去することができません。

放置しておくと歯石の上に歯垢が付着し、

さらに分厚い歯石へと変化していきます。

 

さらに歯石には2種類あって、

  • 歯茎より上についた歯石
  • 歯茎の中についた歯石

 

歯茎より上についた歯石は比較的除去しやすいため

どこの歯医者さんでも受けることができる処置です。

 

しかし歯周病を治すために大切なのは、

“歯茎の中についた歯石を除去すること”です。

この歯石を除去する治療を

『S R P』(エスアールピー)と言います。

 

歯科衛生士によるS R Pを受けましょう!

 

こちらは当院に来られた30代の女性です。

 

ご自身では歯周病という自覚はなく、

特に困ってもいないということでした。

 

【初診時】

歯茎の中にまで黒い歯石が付着しています。

歯茎はただれたように開いてしまい

ブヨブヨと腫れています。

歯茎の色も赤みが強く、健康ではありません。

まさに歯周病の特徴です。

 

この方が歯周病治療を終えて・・・

【S R P後】

歯茎の中の歯石をしっかり除去しました。

開いていた歯茎も元に戻り、スッキリと引き締まっています。

ブヨブヨと腫れていた状態も消え、

歯茎の色もキレイなサーモンピンクです。

 

このようにS R Pをすることで、歯茎の状態は改善され、

歯周病菌の住み着く場所がなくなるので、

これ以上の悪化を防ぐことができます。

 

あとはこの状態をきちんとキープできるように

日々のセルフケアや、歯科医院での定期検診を

しっかりと行う必要があります。

 

鏡を見て、歯石がついているなと思った方!!!

見えているところが全てではありません。

 

目に見えないところに歯周病菌は住みつき、

あなたの知らない間にどんどん骨を溶かしています。

 

「困っていないからいいか」では、

いざ困ったときに歯医者さんに行くと

歯を抜かないといけなくなるリスクが

高くなってしまいますよ。

 

痛くなくても、困ってなくても、

虫歯や歯周病の検査を定期的に

受けることをオススメします。

 

生涯ずっと自分の歯で、

なんでも美味しく食べたいですよね。

 

今はマスクをしている期間ですが、いつかマスクを外して

また笑顔で過ごせる毎日が訪れると思います。

 

みなさんのお口のお悩みが少しでも減るように、

私たちもサポートいたします。

 

ご質問や気になる点はお気軽にご相談くださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

はやし歯科クリニック

TEL:084-983-1844

📍広島県福山市横尾町1-22-7

(休)日・木・祝

🕛AM 9:00~14:00(受付時間13:30まで)

🕛PM15:30~18:00(受付時間17:30まで)

 

 

2021.05.06

マスクしていると口臭が気になるのはどうして?

 

 

こんにちは!はやし歯科クリニック歯科衛生士の八木橋です。

マスク生活が長引いていますね。気温の変化による風邪や、花粉症や鼻炎によって口呼吸になっていませんか? 口呼吸って実はデメリットが多いことをご存知ですか?

 

今日は口呼吸のデメリットについてお話ししますね。

 

まず、口呼吸のデメリットは大きく分けて5つあります。

  • 虫歯や歯周病になりやすい
  • 口臭の原因になる
  • 歯並びが悪くなる
  • 風邪やアレルギーになりやすい
  • 老化を促進する

 

では、1つずつ説明していきます。

  • 虫歯や歯周病になりやすい

口呼吸では口の中が乾燥して唾液の分泌量が減り、自浄効果・殺菌効果が低下することで

虫歯や歯周病の原因菌が繁殖してしまいます。

また、歯の表面も乾燥するので、汚れが着きやすく落ちにくくなることで黄ばみの原因になることもあります。

 

  • 口臭の原因になる

口が乾燥すると、唾液の量が減り、唾液がもつ自浄作用や抗菌作用がうまく働かなくなります。口の中の衛生環境は唾液によって維持されているため、唾液の量が減るとたちまち衛生状態が悪化します。

唾液が減ると、歯と歯のすき間にたまった食べカスや歯垢をきれいに流すことができず、むし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなります。これが口臭の原因になることが多いです。

 

  • 歯並びが悪くなる

口呼吸をすることによって舌の位置が正しい位置からずれてしまうことが挙げられます。無意識の状態で、舌の位置が本来の位置よりも低くなってしまったり前に出てしまったり、口を開けたまま呼吸をすることで舌の位置がずれてしまいます。

その結果、上の顎が狭くなってしまうことで下の顎が後方へずれてしまう状態の上顎前突や、下の顎が前へ突き出してしまう反対咬合などを引き起こす原因となってしまいます。

 

  • 風邪やアレルギーになりやすい

鼻は、鼻毛や線毛、鼻汁などによって効率よく花粉や埃をブロックすることが出来ますが、口呼吸はそのままダイレクトに気管支に入っていってしまいます。これがアレルギーの悪化に繋がります。

 

  • 老化を促進

口呼吸の場合、お口周りの筋肉が常に緩んだ状態となります。使わない筋肉はだんだん衰えてきますが、お口周りの筋肉(口輪筋)が緩むと、周囲の表情筋も緩み、それが皮膚の緩みにも繋がっていきます。

「口輪筋」が緩むと、リップラインがぼやけて口紅のにじみの原因にもなります。

 

いかがですか?口呼吸を続けていると、悪いことだらけなんです。

 

自分は、鼻呼吸できている!と思っている方も多いです。当てはまるものがないか一緒にチェックしてみましょう!

 

  • 無意識のうちに口が半開きになる
  • 口内炎ができやすい
  • 上唇が富士山型
  • 歯並びが悪い
  • 食事の時にクチャクチャ音をたてる
  • 唇が乾燥しやすい
  • 朝起きた時、喉が痛い
  • 発音が明瞭ではない
  • 唇を閉じると顎に梅干しみたいにシワができる
  • 口がへの字
  • よくいびきをかいている
  • 鼻炎持ち

 

もし1つでも当てはまったら、口呼吸の可能性が高いです。

 

ここまで読んで「口呼吸は絶対治したい!」と思っていただけましたか?原因によって治す方法も変わって来ます。 そもそも鼻が詰まっていて鼻呼吸ができないという方は、まずは耳鼻科でしっかり鼻づまりの根本から治療しましょう。

鼻で呼吸してみて、難なく呼吸ができる方 この場合は単にお口周囲の筋肉が緩み、口呼吸が癖になっている方です。この場合は意識して鼻で呼吸するように意識したり、テープなどで上下の唇を止め、機械的に上下の唇を閉じ、筋肉を鍛えていくという方法で改善できます。最近では口呼吸の予防グッズなども販売されていますので、そういったものを利用するのもオススメです。

 

また、当院ではお子様向けに「MRC」というマウスピース矯正を行っています。悪い習癖を治しながら、歯並びを治していくものです。その悪い習癖の一つに口呼吸があり、鼻呼吸に治すトレーニング(アクティビティ)を指導しています。気になった方はお気軽に声かけてくださいね!

 

 

 

2021.04.05

唾液と虫歯予防

こんにちは。はやし歯科クリニック歯科衛生士の八木橋です。

今日は、意外と知らない唾液の働きについてお話ししていきます。

 

唾液とは、99%以上が水分、残りの1%ほどに抗菌、免疫、消化などに関わる重要な成分を含んでいます。

口の中を潤すだけでなく、口腔内の細菌の増殖を抑え、口臭、虫歯、歯周病など、さまざまなトラブルから私たちを守ってくれています。

 

まず、唾液の働きを紹介しますね!

  • 自浄作用

歯や歯間に付着した、食べかすやプラーク(歯垢)を洗い流す

  • 抗菌作用

口腔内の細菌の増殖を抑える

  • pH緩衝作用

飲食により酸性に傾いたお口の中のpHを中和させ虫歯を防ぐ

  • 再石灰化作用

飲食により溶けかかった歯の表面を修復し、虫歯を防ぐ

  • 消化作用

唾液に含まれる酵素アミラーゼがデンプンを分解して麦芽糖に変え、体内に吸収しやすくする

  • 粘膜の保護・潤滑作用

ムチン(ネバネバした油状の物質)が粘膜を保護し、発声をスムーズにする

  • 粘膜修復作用

上皮成長因子により組織が傷ついたときに傷跡を残さないように修復している

  • 溶解・凝集作用

味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする

 

こんなに沢山の働きがあるんです。

その中から、歯を守る働き③pH緩衝作用 と ④再石灰化作用について詳しくお話ししていきます。

 

まずは、pHの緩衝作用についてです。

私たちは、食べたり飲んだりすると、飲食物の酸や口腔内細菌が出す酸により、お口の中が酸性に傾き、歯からミネラル成分が溶け出しやすい状態になってしまいます。

それに対して、ややアルカリ性の唾液には、口腔内を洗浄、希釈、緩衝する作用があります。口腔内を中性に戻し、健康な状態に戻してくれます。

 

もう一つは再石灰化作用です。

簡単に言うとミネラル成分の補給です。

唾液には、歯の脱灰に対して、再石灰化という自然治癒の働きがあります。

唾液中にはカルシウムイオンと、リン酸イオンが飽和状態で存在しています。歯の主成分ハイドロキシアパタイトの飽和溶液と言えます。

歯のエナメル質が溶け出して、微量にミネラルが失われ、初期虫歯の状態になると、唾液中のカルシウムイオンとリン酸イオンが浸透し、歯のハイドロキシアパタイト結晶を元の状態に戻すように促してくれます。

 

つまり唾液には歯を修復する力があります。

しかしストレスや不規則な食生活、または高齢などにより唾液の分泌が追いつかない場合、口呼吸により口腔内の乾燥がある場合、歯の脱灰が進み、虫歯になるリスクが上がってしまうのです。

まずは、おやつのダラダラ食べや口呼吸など、生活習慣を見直し、唾液の作用を利用して虫歯予防をしてみましょう!