2016.12.27
智歯周囲炎について
智歯周囲炎について
今週のテーマは「智歯周囲炎」についてです。
皆さんは「智歯周囲炎」という言葉を知っていますか?
まず、智歯周囲炎の“智歯”という単語ですが、これは親知らずのことを指します。
そして、周囲炎とは周りに炎症がある状態のことを指します。
ですので、智歯周囲炎とは親知らずの周りに炎症が起きていることを言います。
☆どんな症状がでるの?
多くの症状は、痛みや歯茎の腫れがあります。
さらに炎症がひどくなると、口が開きにくくなったり、熱が出たり、場合によっては頭痛の症状が出たりすることもあります。
☆原因はなに?
智歯は人によって横向きに生えていたり、頭の部分が少しだけ生えていたりします。
そして、お口の中でも一番奥に生えるので、磨き残しが多く細菌が溜まってしまうのが原因になります。
☆どんな治療をするの?
痛みや腫れがある時は、洗浄や消毒をして抗生剤を飲んでもらいます。
症状が落ち着いたところで、必要に応じて抜歯をすることになります。
智歯が生えている方、または智歯が歯茎の中に埋まっている状態の方は、いつ智歯周囲炎になるか分かりません。
磨き残しのないように歯磨きをするようにしましょうね。
また、体力が低下した時も智歯周囲炎になりやすいので、体調管理もしっかりしていきましょう。
今年1年、豆知識ブログをご覧頂きありがとうございました。
引き続き来年もどんどん更新していきますので、よろしくお願いします。
2016.12.21
妊娠性歯周炎とは?
今回のテーマは「妊娠性歯周炎」です。
聞きなれない言葉で、何だか難しそうな感じがしますね・・・
簡単に言うと「妊婦さんにみられる歯肉炎」ということです。
現在妊娠中の方や、これから妊娠を考えている女性には
是非知ってもらいたい妊娠性歯周炎について、詳しく説明していきたいと思います。
まず、歯肉炎とは・・・
歯の表面に付着したプラークが原因となり、歯茎が赤くなり、腫脹している状態です。
歯を支えている骨にまでは炎症は及んでいないため
ブラッシングでプラークをしっかり除去することで、歯茎の炎症はなくなります。
しかし、妊娠性歯周炎になると・・・
プラークが原因になることは同じですが、妊娠期に特有のホルモンバランスの変化により
一時的に炎症が強くなってしまった状態です。
ブラッシングでプラークを除去することで、症状は軽減しますが、
発症するとコントロールが難しいことがあります。
一般的には、出産を終えてホルモンバランスが回復すると、症状は軽減します。
妊娠をすると、つわりなどで思うようにブラッシングが出来なかったり、甘いものが欲しくなったりと
どうしても口の中の環境が悪くなりがちです・・・。
体調と相談しながら、ブラッシングは出来る時に行い、間食の取り方も少し意識してみて下さいね。
気になる事などありましたら、おっしゃって下さいね!!
2016.12.14
CRについて
豆知識ブログ今回は「CRについて」です。
CRって言葉聞かれた事はございますか?
正確には「コンポジットレジン」と言います。
レジンとは硬化プラスチックの事です。
・虫歯の小さいところに使います。
・虫歯の部分だけを治療する事が出来ますので、たくさん歯を削らなくても済みます。
・虫歯の出来ている場所や大きさによっては適応外となる事があります。
・治療は1日で終わります。
・治療後すぐ食事されても大丈夫です。
・長年使用すると水分を吸収し、膨張・変色することがあります。
・強度は劣りますので噛む力の強い方や、歯ぎしり食いしばりの強い方は
取れたり、欠けたりすることがあります。
・保険適用で、1本約1000円程度かかります。(プラス再診料などかかります)
CRの手順
①まず虫歯の部分を削ります。
(場合により麻酔をすることがあります。)
②虫歯を取ったら引っ付きやすくする為にお薬を塗ります。
だ液が入ると取れやすくなりますのでしっかり乾燥させます。
③CRを流し込み照射器をあてて固めます。
(歯と歯の間の場合はくっつかないようにテープのようなものを巻きます。)
④形を整えて研磨したら完成です。
HPの症例集にもCRを使った症例が載っていますので是非ご覧になって下さいね!
2016.12.07
入れ歯について
保険の入れ歯について
今回は入れ歯についてのお話をさせていただきます。
「入れ歯?」
皆様の中には、「歳をとって歯がなくなったら入れ歯・・」という声を聞くことがあります。
そもそも入れ歯はどういうものかご存じですか?
入れ歯はプラスチックでできており、強度を保つために、床の部分が厚くなっています。床の部分が厚くなっているため、しゃべりにくく、熱い物の温度が感じにくいといわれてます。
そして、口を動かすと入れ歯が外れやすくなる場合や、
固いものや、発音の難しさなど様々なこともあります。
患者様の中には、「入れ歯は難しくて使えない・・」
という方も中にはいらっしゃり、本当に歯の大切さを実感される方もいらっしゃいます。
そして、入れ歯が完成するのも、時間がかかってしまいます。
やはり、入れ歯ではなく自分の歯でいつまでもおいしく食べたいですね☆
そのためには、定期的な検診でお口中の状態をチェックしていくことが大切ですね!!
まだまだ定期的な検診に行く習慣がない方の方が多いかもしれませんが、
80歳で20本目指していきましょう♡