2015.05.26
知覚過敏
こんにちは はやし歯科クリニック
豆知識ブログ 第4回目です。
第3回目のテーマは
「 知覚過敏 」です。
「歯がしみる…」
「アイスや氷などの冷たいものや酸味のあるものがしみます…」
「歯ブラシの毛先を当てることでチクッとします…」
患者様の中には、このようなお悩みの方が多いです。
なぜ、このようなお悩みなのか…院長に聞いてみましょう!!
みなさん知覚過敏って言葉は聞いたことはありますか??
またの名を「 象牙質知覚過敏 」とも呼びます。
難しい漢字がたくさん出てきましたがまずは歯の構造を見てから知っていただきたいと思います!
右上に「エナメル質」というものがあります。
エナメル質は、生体でもっとも硬い硬組織です。
その下に「象牙質」というものがあります。今回の主役はこちらです。
象牙質はエナメル質よりも柔らかく虫歯などは進行しやすいです。
そしてこの象牙質全体はストロー状(象牙細管)になっています。
外からの刺激がストローを伝わり歯の神経を刺激して「しみる!」という症状になります。
〈 原因はな〜に?? 〉
①歯肉退縮、象牙質露出
はぎしり、くしばりの習慣、歯周病、間違った歯磨きにより歯のエナメル質がすり減り象牙質が露出します。そのことで刺激が神経に伝わりやすくなります。
上の写真のように歯ぐきが下がり歯の根元が黄色くでているのがわかりますか?
②むし歯
エナメル質から進行したむし歯は象牙質に達します。象牙質に虫歯が出来るとむしば菌の刺激が神経に伝わり症状が出ます。
③プラーク(歯垢)
歯の表面に分厚いプラークが蓄積していると歯の表面に再石灰化ができずにプラーク中の細菌が出す刺激物質が象牙細管を通り神経に伝わります。
下の写真はプラーク(歯垢)を赤く染めた所です。
日頃のケアが大事になってきますよね。
〈 治療はどうするの? 〉
このしみる症状を解決にむけての治療は…
①正しい歯磨きの仕方を習いましょう!
自分ではちゃんとやってる!!と思われていても自己流のやり方が正しいのかを歯科衛生士さんに確認してもらってください。
②歯の表面をコーティングしよう!
③歯が歯質がかけていたりする所は樹脂(レジン)を詰めましょう。
などなど症状によって治療をすすめていきます。
なのでお悩みの方はまずは今の状況を、どんな時にしみるのか、いつからしみるようになったのかなど症状を教えてください。
次回のまめ知識ブログは第5回目になりますね。
よろしくお願いします。
2015.05.04
口内炎
こんにちは はやし歯科クリニック
豆知識ブログ 第3回目です。
第3回目のテーマは
「 口内炎 」です。
一度は口内炎になられた方も多いのではないでしょうか??
よく、お醤油や酸っぱいものがしみたりしたり歯磨きの時に毛先が当たって痛いと感じた経験ありませんか?!!
患者様の中にも
「 よく口内炎ができるのよ〜 」
と言われる方が多いです。
さて「口内炎」についてですが、お口の中に粘膜に起こる炎症のことです。
口内炎が特定の場所にできるのが「舌炎」「歯肉炎」「口角炎」と呼びます。
カンジタ(真菌=カビの一種)やヘルペスウイルス感染による口内炎など原因が明らかな場合は「カンジタ性口内炎」「ヘルペス性口内炎」と呼ばれます。
原因はなに??
「口内炎」の原因は細菌、ウィルス、アレルギー、薬剤などさまざまですが…原因が特定出来ないものが多いです。
また白血病や貧血など血液の病気で起こるものもありますからね。
そして「口内炎」を引き起こすきっかけとしては、疲労、体力の低下、免疫異常、ビタミン欠乏、精神的ストレス、遺伝的要因、お口の中の清掃不良などがあげられます。
どんな感じ??
お口の中に広い範囲で粘膜が赤くただれたり、水ぶくれや大小のアフタと呼ばれる潰瘍ができたりします。
時には、偽膜(ぎまく)という白い苔状の膜ができることもあります。
どんな症状なの??
はじめは口が荒れたり、しみて痛い程度ですが進行すると歯ブラシの毛先や食べ物が当たると痛みが強くなり食事を撮るのが難しい、飲み込みにくい、おしゃべりがしにくいなどが現れることもあります。
診断と検査について…?!
局所的な原因で起こる口内炎の診断は比較的に容易です。
しかし全身的な病気で起こるものでは血液検査や免疫学的検査などが必要になりこともあります。
治療はどうするの??
歯科医院で軟膏やうがい薬が用いられることが多いですね。
全身的病気によるものや、ウィルスや真菌感染による原因が分かっているものに対してはそれぞれに効くお薬を処方します。
まずは「口内炎」でお悩みの方はぜひお口を見させてください。
「口内炎」に関しては歯科だけでなく、内科、口腔外科、皮膚科、小児科でも相談ができるようなので心配でしたらお近くの医療機関でも聞いてみてください。
豆知識ブログ第4回目も宜しくお願いします。
2015.05.04
シーラント
こんにちは
はやし歯科クリニック 第2回 豆知識ブログです。
第2回目のテーマは
「 シーラント 」 です!!
シーラントと言う言葉を聞かれたことはありますか?
私は、このシーラントをとてもおすすめしたいです。
なぜかというと……。
シーラントは虫歯予防処置なんです。
??? ??? ???
主に虫歯になりやすいのは……
歯と歯の間や
奥歯のかむ面です。
この二つは私達は患者様のお口の中を見る際には、虫歯チェックする時、気をつけて見させていただいております。
虫歯でも、永久歯と比べると乳歯は歯が柔らかく歯の溝が深いため歯垢(プラーク)の完全除去が難しいです。
残った歯垢が細菌感染をおこし虫歯が出来始めます。
(虫歯の原因は歯磨きによる磨き残しだけではないです!食習慣や他にもありますので、またお伝えしますね)
お子様の歯の、かむ面にシーラントをしていくのです。
シーラントは歯科専用のプラスチック(樹脂)を埋めることで食べかすや歯垢をたまりにくくしてくれるのです。
どうやってするの?
①まずは歯の清掃します
歯の表面についてる歯垢を専用の機械を使いきれいに清掃をしていきます。
※模型上の説明になりますのでご了承ください。
②歯の表面をお薬を塗ります
シーラントはくっつきやすいように歯の表面をお薬をぬってお水で洗い流します。
③シーラントを歯の溝に流します。
④光をあてて固めます。
もう虫歯にはならないの?
絶対に虫歯にならないわけではないです。
虫歯のリスクを下げるための予防処置になりますので本人による歯磨きや保護者の方による仕上げ磨きなどは欠かさず行うようにしてください。
他にも食事や、おやつの時間、量なども大切です
保険はきくの?
保険適用になります。
いつから出来るの?
処置の際には歯に風をかけたり、お水やお水を吸う機械などを使います。
なので歯科医院の雰囲気やスタッフ、機械などに慣れた時にしていくことをおすすめします。
ご興味のある方は院長、スタッフまでお声をかけてみてください。
第3回目も宜しくお願いします。