2017.04.19
CT撮影について
今回のテーマは「CT撮影について」です。
CTと言えば、3次元で表すレントゲン・・・となんとなく皆さんご存知だと思います。
大きい病院などでは一般的なCTですが、まだまだ歯科医院で、CT撮影が出来る機械を導
入している所は少ないのです・・・。
当院では開院当初からこちらの機械を導入しております↓↓↓↓
あれ?これならやった事あるな・・・と思われると思います。こちらの機械1つでお口の
中全体を2次元で撮すパノラマと呼ばれる撮影方法と、部分的に3次元で撮すCTと呼ばれ
る撮影方法の、2種類が出来るのです。
当院では、初めて来院された際には必ずパノラマ撮影をさせていただいてますので、来院
されたことのある方には、見覚えのある機械だと思います。
ではCT撮影はどんな時にするのでしょうか??
・歯を抜く際(特に親知らず)に、顎に通っている太い神経まで距離を見る。
・歯の根の治療をしているのに、歯茎の腫れや、痛みがなかなか取れない・・・
そんな時には、根に亀裂が入っていたり、割れていたりしないか見る。
・インプラントをする際に、顎の骨の立体的な構造や、神経の位置をより詳しく把握するため。
インプラントが入る前と入った後の顎の骨の状態を確認する。
などなどがあります。
当院では、治療の際にCT撮影が必要となった際にはお声をかけさせて頂いていますので、
撮影のご協力をお願いします☆
ちなみに、歯科用CTは部分的なものなので、放射線量は0.2ミリシーベルトと高くないです。
しかし気になる・・・と思われる方はご相談下さいネo(^▽^)o
2017.04.17
パノラマについて
今日は「パノラマ」についてです^^
歯医者さんに来ると1度はレントゲン写真を撮ったことがあると思います。
レントゲン写真は大きく分けて3つあります。
1、パノラマ…お口全体のレントゲン写真
2、デンタル…部分的なレントゲン写真
3、CT…3次元的なレントゲン写真
今日はこの中のパノラマについて説明していきますね!
まずは、この機械で撮影していきます!
撮影の手順は、まずメガネやアクセサリー入れ歯などの金属類を外していただきます。
金属がレントゲン写真に写ってしまうのを防ぐためです。
次に、背筋をピンとして立ちます。手は持つところがありますので、そちらを持っていただくようになります。
顎を乗せて上と下の前歯を合わせます。
撮影の間は10秒ほどかかりますので動かないでくださいね!
撮影して撮れた写真がこちらになります。
パノラマレントゲン写真からは直接目で見ただけでは分からないようなことが分かります。
分かること
・骨の状態
・大きな虫歯
・歯の神経の有無
・根っこの状態
・埋まっている歯の有無
・下歯槽神経の状態
・顎関節の状態
・副鼻腔の状態
などがあります。逆にパノラマレントゲン写真で分からないこともあります。
分からないこと
・虫歯や骨などの詳細な情報
・3次元的な位置関係
・歯茎や粘膜の状態
・出血や排膿の有無
などです。
レントゲン写真の見方など当院では初めて来られた日に説明しています。
気になることがありませしたら聞いて見てくださいね!
2017.04.04
根っこの虫歯について
今回は「根面カリエス(虫歯)」についてです。
虫歯の進行など、豆知識ブログの中でも書かせて頂いたと思いますが、
今回は根面にできるカリエス(虫歯)について説明していきますね☆
根面にできた虫歯は、歯茎が下がり歯と歯の境目に汚れが残ってしまった場所に発生する虫歯のことです。
よく見られるのが、高齢者の方です。
歯磨きが上手にできてない場合、歯周病が進行して根が露出、
唾液分泌が減少し虫歯への抵抗性が低下するなどして、根っこに虫歯ができてしまいます。
歯のかぶせをしていても、その下に根が露出していれば、被せの根元に虫歯を起こしてしまいます!!
根面にできた虫歯は、表層化脱灰が起こらないため、再石灰化は生じないんです。
そして、歯の神経の近くから脱灰が始まるために、
進行してしまうとすぐに、歯の神経に達してしまうんです。
神経の方向に向かって進行するのみならず、横側へも進行してしまうので、
歯の根面が全体にわたり虫歯になってしまうのです!!
そうなると・・・歯の上の部分が折れてしまい歯がなくなってしまう場合があります。
ではどうケアしていけばいいのか?!
普通の虫歯予防と同じように、虫歯の原因となるプラークの量を減らしていくことが大切となります。
デンタルフロスなども使用していくと、さらに効果的です!!
まずは、定期的な検診で、お口の中の状態を知ることや
クリーニングでお口の中の環境を整えていくことが大切ですね☆
はやし歯科クリニックではHPでも、
フロスの使用方法の動画がありますので見て下さいね☆