2017.01.31
一番最初に生える歯はどこかな?
今回は『一番最初に生える歯』についてです。
今週は「一番最初に生える歯」についてお話していきますね。
皆さん、人間の歯で一番最初に生えてくる歯はどこか知っていますか?
お子さんがいる方はなんとなく分かると思います。
最初に生えてくる歯は、下の前歯になります。
生えてくる時期としては、だいたい生後6ヶ月頃となります。
個人差もありますので、多少の前後はありますが・・・
“早く生えてきた” “なかなか生えてこない”と心配する必要はありません。
ただ1歳3ヶ月を過ぎても歯が生えてこない場合は、
なんらかの問題があるかもしれないので歯科医院を受診してくださいね。
そして・・・
*唾液が多くなりよだれがでる
*夜泣きが多くなったり、日中泣いてぐっずたりする
*いろいろな物を口に入れるようになる
このような兆候がみられてくると、歯が生え始めるサインになります。
歯がためなどのおもちゃで、歯茎のむずがゆさを解消してあげましょう。
そしてお口のケアですが、この時期の赤ちゃんの食事は母乳になりますので、綺麗なガーゼで汚れをふき取ってあげて下さいね。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響してきます。
歯が生え始めるこの時期からしっかりとケアしていき、
フッ素を塗るなどして予防していきましょうね。
気になることがありましたらいつでも相談してくださいね☆
2017.01.25
母乳と虫歯について
今回のテーマは「母乳と虫歯」についてです。
歯が生えてきて、いつまでも母乳を飲んでいたら虫歯になる・・・と思われていたり、
1歳半検診などで「虫歯になるから断乳を・・・」
と言われたことのある方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、母乳を飲んでいる子は、愚図った時や夜泣きの時などは
授乳をする事で落ち着いてくれますよね・・・。
また、最近では母乳は欲しがる時にいくらでも、そして無理に断乳する必要はない!
とも言われてますね。
そこで、今回は母乳と虫歯の関係についてお話していきたいと思います。
まず・・・
① 虫歯の原因
多くの子供は、歯が生えるとすぐに虫歯の原因菌である「ミュータンス連鎖球菌」が常在菌として
歯の表面で成育し始めます。歯をきれいにしておかないと、歯の表面に離乳食や母乳の食物残渣が
たまりミュータンス連鎖球菌はそこに含まれる糖質を分解しプラークを作って増殖します。
その時に発生する酸で歯が溶けてしまい虫歯になります。
② 母乳の飲み方と夜間授乳
母乳を飲む時、子供は舌を突き出し乳首を上顎に押し付けて飲むので、上の前歯に母乳が付きやすい
です。また、睡眠時は唾液の分泌が減少するので、より虫歯になりやすいです。
この時、母乳が原因で虫歯になる場合、上の前歯にみられます。
その他の部位に虫歯が見られた場合は、母乳以外の原因が考えられます。
ここまで見ると、やっぱり母乳は虫歯になるのか・・・と思われるかもしれませんが、
そうではありません!!!母乳自体は、乳幼児にとってメリットが多く、
虫歯との直接的な関係はないとされています。
その子の、お口の中の菌の状態、清掃、母乳を飲む頻度、飲む時間など
様々な要因で虫歯は出来てしまいます。
対策
① まずは、親自身がしっかりと口の中をきれいにしましょう。
② ミュータンス連鎖球菌は、親からの感染が起こりやすいので口移しをしない!
③ しっかりとブラッシングをし、プラークをなくす。歯がすくないうちはがーぜなどで拭く。
④ 定期的に歯医者で検診をし、フッ素などで虫歯予防をする。
あまり、神経質にならず、お子さんに合わせて少し意識してみてくださいね☆☆
何か気になる事がありましたら、お気軽におっしゃって下さいね☆
2017.01.18
マウスピースについて
今回のテーマは「マウスピース」についいてです。
みなさまマウスピースと聞いてどのようなものを思い浮かべますか?
ボクシングの選手が付けているものを
思い浮かべる方もおられるかもしれません^^
今日は歯ぎしりや食いしばりから歯を守る「マウスピース」について
ご説明していきますね!
・歯が痛いのに虫歯じゃないと言われた…
・痛くなったり治ったりする…
・どの歯が痛いか分からないけど右側が痛い…
というご経験のある方はもしかすると歯ぎしり、食いしばりのせいで
歯が痛いのかもしれませんよ!
歯ぎしりを放っておくと次の症状が出てくる場合があります
・肩こり、偏頭痛、顎の疲れ、目の奥の痛み
・歯が削れたり、割れたりする
・虫歯ではないのに歯がしみる
・歯周病が進行する
・顎関節症になる
・睡眠時無呼吸症候群との関連性
などなど…怖いですね
「歯ぎしりはしてないから大丈夫」と思われている方!
歯ぎしりは音の出るものだけではありません!
お口の中にはちゃんと歯ぎしりをしている証拠がありますよ
・歯がすり減って短くなっています
・歯茎あたりの歯が欠けて象牙質が露出しています
・ほっぺたの内側に歯の型がついています
・舌に歯の型がついています
自分のお口の中と見比べてみてくださいね^^
さて、歯ぎしり、食いしばりをしていると分かったら
これ以上歯が悪くならないように、症状が出ないようにマウスピースを作りましょう!
マウスピースをする事で
・歯や歯茎を歯ぎしりの力から守ります
・顎の関節を歯ぎしりの力から守ります
・歯ぎしりによる筋肉の緊張を和らげます
マウスピースは
・保健適応ですが約5千円かかります
・型取りをして1週間くらいでできます(2回かかります)
違和感があり、寝苦しい方もおられますし、使う事ですり減って穴があく事も
中にはあります。
詳しい事はスタッフまで聞いて下さいね!
2017.01.11
慢性的な虫歯とは?
今回は「慢性的な虫歯」についてお話をします。
皆様はの中に、鏡を見た時に「歯の面が黒くなったりしている!!虫歯だ!!」
と思われる方がいらっしゃるかと思います。
虫歯には急性的な虫歯・慢性的な虫歯と分類されます。
急性う蝕(虫歯)というのは、急速に進行する虫歯で、若年者に多く認めます。
慢性う蝕(虫歯)は進行が遅い虫歯で、成人に多いと言われ、
第三象牙質(修復象牙質)が多く形成されます。
もちろん進行している虫歯の場合もありますし、着色が付いている場合もありますし、
慢性的な虫歯と呼ばれ進行が遅い場合の虫歯もあります。
慢性的な虫歯は
①黒~茶褐色の色をしている。
②歯の溝の部分、歯の根の部分、歯と歯の間などにできやすい。
③内部にはほとんど進行していない。(深さとしては1mm程度)
④内部に進行しない代わりに、周囲に広がっていく。
⑤10年経過してもほとんど進行しないことも多い。
の特徴が認めます。
進行している虫歯は治療が必要ですが、慢性的な虫歯に関しては、レントゲン写真と撮影し、
虫歯が進行してきてないかなど経過観察してく必要があります。
黒くなっているから全て削って治療ではなく、削らなく経過を見る場合もあるんです!!
そのためには定期的なメインテナンスでお口の中の状態をしっかりとチェックしていく事は
大切なことなんですよ!!