2016.10.28
歯磨き粉について
今回のテーマは「歯磨き粉について」です。
皆さんは歯磨きをする際、は磨き粉は使っていますか?
ほとんどの方は「はい」と答えると思います。
また、その歯磨き粉はどんな目的で、どのような基準で選ばれていますか?
おそらく、そこまで深く考えていない方が多いと思います・・・。
そこで今回は、歯磨き粉について説明させてただきます。
歯磨き粉は主に・・・
① 虫歯予防・・・フッ素が配合されたもの。
② 歯周病予防・・・細菌を殺菌する効果、抗炎症作用のあるもの。
③ 知覚過敏の軽減、予防・・・研磨剤が配合されておらず、歯にバリアを作るもの。
④ 口臭予防・・・抗菌作用のあるもの。
⑤ 歯を白くするもの・・・研磨剤が入ったもの。
と、用途や成分が分かれいますが
最近の歯磨き粉にはそれぞれが一つに配合されているものがほとんどです。
また、市販の歯磨き粉には発泡剤が多く含まれており、磨けてないのに磨いた気になってしまう
という問題点があります。
しかし、歯科医院で取り扱っている歯磨き粉は、低発泡で低香味なので長時間歯ブラシを行えます。
薬用効果の高いものなどもあります。
当院においてあるものは、
です。是非ご来院の際は、受付横の棚に並んでいる歯磨きグッズ達も見てみて下さいね!!
最後に、歯磨き粉はあくまでも歯磨きの補助です。正しいブラッシングが出来ていないと
どんな歯磨き粉を使用しても、その効果は得られません。
正しいブラッシングと用途にあった歯磨き粉で、きれいな歯・きれいな歯茎を
目指していきましょう!!
2016.10.19
軽度歯周病について
今回は「軽度歯周病について」です。
歯周病という言葉よく耳にしますよね!
歯医者さんで歯周病だと言われた方もおられるかもしれません。
実は歯周病は生活習慣病と言われていますが
20歳代で約7割、30〜50歳代で約8割、60歳代で約9割の方が
歯周病に罹患しているのです!!
驚きですよね!!
歯周病だと言われた事のない方も気をつけないと知らず知らずの内に進行しているかもしれません…
3ヵ月に1度は定期検診を受けて、チェックしてもらいましょう^^
次の方は歯周病かもしれません…
一緒にチェックしてみて下さいね^^
□歯磨きすると歯茎から血が出る
□歯茎が赤くなっている
□歯茎が丸味をおびている
□歯石がついている
□口臭がする
□歯茎が下がってきた
□冷たい物がしみる
□食べ物が挟まる
□口臭がする
□歯がグラグラする
当てはまる数が多い程歯周病は進行している可能性があります。
歯周病は痛みがほとんど出ないので、当てはまった方は一度歯科を受診してみて下さいね!
では、軽度歯周病についてですが、
歯の周りについている汚れ「プラーク」が原因で骨が少し溶けた状態です。
歯茎だけでなく、骨が溶けていくのが歯周病の特徴で
原因はプラーク以外にもあり、糖尿病、喫煙、歯ぎしり、生活習慣などにより悪化します。
ポケットと言われる、歯と歯茎の間の溝の深さは正常3㎜以下ですが
軽度歯周病はポケットが4㎜以上と深くなります。
また、「プラーク」が原因で歯茎に赤みや、腫れ、出血などの症状が現れます。
放っておくとどんどん進行して、中等度、重度となっていき最後には歯が抜けますので
軽度の内にしっかり治療して、ひどくならないように維持していきましょう。
治療法は、正しいブラッシング、歯茎の中の深い所のお掃除、
生活習慣の見直しなどがあります。
詳しくは衛生士まで聞いてみて下さいね!
2016.10.12
バイオフィルムとは?
今回はバイオフィルムについてです。
なんだか難しい言葉で、なんだろう・・っと思ってしまいますよね!
そもそもバイオフィルムというのは「歯のヌメリ」というと表現もあります。
バイオフィルムは細菌同士が寄り集まってスクラムを組んだ状態になって、
どこかにへばりついている物のことなんです。
例えば・・
台所のシンクを掃除しないで放っておくとヌルヌルした物が表面につきますが、
これもバイオフィルムの一種です。
水で洗い流しても、ヌルヌル感は落とせないですし、
ちゃんと、こすらないと取れないですよね(^。^)!!
歯の表面にへばりついてネバネバヌルヌルした白っぽい物、
つまりプラークもバイオフィルムなんですね!
バイオフィルムは、ネバネバヌルヌルなので、どこかにへばりついて、
簡単に洗い流される事なく溜まり続ける事が出来ます。
そして次々と細菌を巻き込んでいくんです!
バイオフィルムを破壊する為には、まずご家庭での毎日の歯みがきが大切です☆
ですが、歯と歯の間や歯ぐきの境目の溝などは磨きにくく、
十分にバイオフィルムを壊したり出来ないんです。
バイオフィルムは一部が残っていれば、それを元に拡大・強化していのです。
やはり取れない場所などは、定期的な検診で歯のクリーニングをしてもらう事が大切なんですよ♪
お口の中の虫歯菌や歯周病菌を全て取り除く事は出来ませんが、
定期的な検診とご家庭での歯みがきをバランスよく両立させることで、
むし歯や歯周病の予防に繋がりますよ!!
何かお困りの事がありましたらおっしゃって下さいね☆
2016.10.04
キシリトールについて
キシリトールについて
最近では様々な食品や歯磨き剤などにも使用されているので、皆さんもよく耳にすると思います。
「キシリトールってどんなものなの?」って疑問に思っている方もいると思います。
まずキシリトールとは、ベリー類やプラム、カリフラワーあるいは白樺や樫などの広葉樹などに多く含まれる甘味炭水化物のことです。
そして砂糖と同じくらいの甘味度があるのにもかかわらず、砂糖の75%のカロリーなのです。
そしてこのキシリトール、虫歯予防にも効果があると言われています。
ではなぜ虫歯予防になるかと言いますと・・・
虫歯菌は甘い糖を好みます。その糖が分解する時に酸が発生し、
するとお口の中がだんだんと酸性になっていき、歯のエナメル質を溶かしてしまうことで虫歯になります。
ですが、キシリトールを摂取することによって酸を発生するのを抑制し、さらに酸を中和する働きをしてくれます。
さらに、唾液を出しやすくしてくれるのでお口の中を虫歯になりにくい環境にしてくれます。
ですから、キシリトール製品を購入する時は含有率が100%のものが一番良いのですが、最低でも75%のものを選ぶようにしましょう。
そして、キシリトール以外の甘味料(ショ糖や人工甘味料)が入ってないものを選んでくださいね!!キシリトールを摂取して虫歯予防をしましょう!!