当院の3つの大きな特徴の1つ“託児”についてお話します。
唐突ですが、この2枚の写真を見て下さい。
これは出産を終えた二人の女性のお口の一部の写真です。
この二人の女性のヒストリーは、共に妊娠前から時々痛みがあったにも関わらず歯科医院には行きませんでした。出産を終え、詰め物が外れしみる症状やズキズキした痛みがあったが、なかなか歯科医院には行けませんでした。
それはこの女性の出身は県外で身近に子どもを預ける親族もいなく、ましてや歯科医院に託児があることを知らなかったのです。
この上の写真の女性の歯は虫歯がかなり進行していたため歯の神経を取り除くことに。その下の写真の女性の歯は保存が不可能なため抜歯となりました。
もしもう少し早く歯科医院にを受診できていれば、この歯の処置内容も変わっていました。
私は開業を決意した時から歯科医院に保育士さん雇用し、託児を必要とする母親の歯科治療をしていきたいと思っていました。
その一番の理由は、女性は男性よりもお口の中(口腔内)が悪くなりやすく、虫歯や歯周病によって多くの女性が歯を失う可能性が高いことを知っているからです。
女性のお口の中(口腔内)は身体と同じように、生理、思春期、妊娠期、更年期の4つの時期に大きく左右されます。
生理、思春期、妊娠期は女性ホルモンの分泌が多くなり、それに伴い口腔内は女性ホルモンを得意とする歯周病菌が増え、また抹消血管の拡張が起こり、歯肉が腫れたり、出血したりするなど口腔内の状態はさらに悪化するのです。
多くの女性が、妊娠して初めて自分のお口の状態を把握するため歯科医院に行くことがあります。
本来なら、妊娠する前から定期的に口腔内を管理することが望ましいのですが、まだまだ現実は歯医者には悪くなったら、痛くなったら行くという方が多いです。
妊娠期にさらに口腔内が悪くなるのですが、出産が終わっても、育児が始まります。
自分のことよりも、我が子の育児に毎日お母さん方は奮闘しています。
妊娠して出産、そしてお子さんが早くて1歳半を過ぎる頃にやっと来院されます。
しかし、 いざ歯医者に行こうと思っても、身近に預ける親族がいない方もいらっしゃいます。
はやし歯科クリニックでは、そんな子育てを頑張っているお母さん方にも自分のお口の中に関心を持ってもらい、歯を大事にしてもらいたいと思っています。お母さん方がご自身の歯を大切にすることは、自分自身のためだけでなく、生まれたばかりのお子さんに箸やスプーン、息をフーっとかけただけでも、お母さん方のお口の中にいる虫歯や歯周病菌は感染してしまいます。
大事なお子さんの虫歯になるリスクを高めてしまいます。
そればかりか、歯周病をきちんと治療していないと、炎症性物質が生産され、早産のリスクを高めたり、低体重時出産の可能性も。また歯周病菌が血中から子宮へ感染することで、同じく早産のリスクを4〜7倍高めるという報告もあります。
理想は、妊娠する前からお口の健康に関心を持ちきちんと歯科医院で定期的に管理して頂きたいと思います。
最後に託児についてまとめた下記より該当する方は当院に是非一度お越し下さい。