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歯の豆知識Knowledge

歯の豆知識

2020.12.20

むし歯ってなんでできるの??

こんにちは☆はやし歯科クリニック 歯科衛生士猪原です。

はやし歯科クリニックは横尾駅より徒歩5分です。

 

むし歯になりやすい人、なりにくい人がいること不思議に思われたことはありませんか?

今日はなぜむし歯になるのかについてお話していきますね。

 

 

 

 

 

こちらは、カイスの3つ輪+時間の4つの輪と言って、むし歯の原因を表しています。

「歯の硬さや唾液の量や質」

「むし歯菌の量や強さ」

「むし歯菌の餌となる糖質」

「お口の中が酸に晒されている時間」

この4つが重なると歯が溶けてむし歯になります。

どういうことなのか?それでは1つ1つ見ていきましょう。

 

まず「歯の硬さや唾液の量や質」についてです。

1人1人歯の硬さは違っており、柔らかい人ほどむし歯になりやすいです。

唾液の量や質ですが、唾液には色々な作用がありますが、その中でも自浄作用(食べ物を洗い流す作用)、再石灰化作用(溶けかけた歯にリンやカルシウムなどを取り込む作用)、緩衝作用(PHを中性に戻そうとする作用)はむし歯予防にとても関係しています。

ですので、唾液の量が少ない方は、むし歯になりやすいと言われています。

食べ物をよく噛むことで唾液の分泌量は増えます。

口呼吸の方では、お口の中が乾燥してしまうため、むし歯になりやすいです。

歯磨きやお菓子など気をつけていてもむし歯になりやすい人は、この「歯の硬さや唾液の量や質」が関係している可能性があります。

 

次に「むし歯菌の量や強さ」についてです。

代表的なむし歯菌は「ストレプトコッカス・ミュータンス」と言われている細菌です。

むし歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しておらず、主に子供の頃にお母さんやお父さん、家族の方からスプーンの共有などで感染します。

ですので、家族の方がむし歯だらけだと、その菌は大切なお子さんに移ってしまいます。

むし歯菌は、主に「プラーク」と言われる歯に付いている汚れ、いわゆる磨き残しの中に含まれています。

むし歯予防は家族で取り組むのが大切です。

 

次に「むし歯菌の餌となる糖質」についてです。

主に砂糖(ショ糖)、乳糖(ラクトース)、果糖(フルクトース)を餌にミュータンス連鎖球菌などの虫歯菌は不溶性グリカンというものを作り出します。

不溶性グリカンはネバネバしていて歯の表面に細菌がくっつきやすい状態を作ります。更にミュータンス連鎖球菌の作り出す酸によって歯が溶けていきますが、プラークがあることにより唾液などの作用も歯に届かない状態になり、長い間歯が酸性に晒され、むし歯が進行します。

ちなみに、キシリトールなどの糖アルコールやアスパルテームなどの代用甘味料ではむし歯菌による酸の産生が起こらない為、むし歯になりにくいとされています。

 

最後に「お口の中が酸に晒されている時間」についてです。

お口の中が酸性になる時間が長い程、むし歯になりやすいと言われています。

次の図のステファンカーブというもので示されます。

 

 

 

 

歯は通常中性ですが、食事やおやつを食べるとお口の中が酸性になります。

この時PHが5,5以下になると歯が溶け出します。

(PH5,5の時のことを臨界PH、歯が溶けることを脱灰と言います。)

お口の中が酸性になってもその後唾液の作用で緩やかに中性に戻ります。

歯磨きをすると早く中性に戻すことができます。

ですがダラダラ食いをしていると、お口の中が常に酸性の状態になり、歯が溶け始め、むし歯になります。

ですので、おやつは食べているものや量だけでなく、食べ方によってもむし歯になりやすくなる為注意が必要です。

また、おやつだけでなく飲み物にも注意が必要です。

コーラ500ml中には約15個分もの角砂糖が含まれておりPHも2,2と強酸性です。

1日1回時間を決めて食べ、食べた後には歯磨きをしましょう!!